宮島の桃花祭御神能について

行事

桃花祭御神能

  • 桃花祭御神能
  • 桃花祭御神能
日時 毎年4月16日~18日
午後9時~午後4時(予定)
※途中入退場可
場所 嚴島神社(能舞台)
料金 300円(嚴島神社昇殿料)
内容

16日 初日 ・・・ 喜多流
17日 2日目 ・・・ 観世流
18日 3日目 ・・・ 喜多流

初日と2日目は最初に翁が演じられ、3日間とも五番能が演能されます。

ときには、他の流派が演じることもあります。

桃花祭御神能とは

全国から能楽師や狂言師が集まり、嚴島神社に伝わる能衣装と面を身に着け、桃花祭の法楽としてさまざまな演目が演じられる。


宮島と能の歴史

厳島の能の起こりは、大内義隆が天文20年(1551)長門の大寧寺に滅び、弘治元年(1555)厳島合戦で陶軍に勝利した毛利元就によって、永禄6年(1563)を始めとして度々奉納されています。

永禄11年(1568)には観世大夫が下向した際「前略、江の中に舞台を張らせて九番の演能があり、その後、棚守房顕の屋敷で舞台を張らせ十一番を演じた」と『房顕記』に記されています。

関ヶ原の合戦の後、毛利氏に替わって福島氏が芸州の藩主となり、その後、元和5年(1619)紀州より浅野氏の支配下になった頃から厳島は藩直属の宮島奉行、宮島元締役、宮島帳元が置かれ、また、交通機関の発達と共に、神社を中心とした観光地の性格を帯びるようになりました。

春・夏・秋三期の市も立ち、福島氏、浅野氏の時代を通して演能が行われ、宮島は次第に賑やかさを増していきました。
明治時代になって祭典が新暦となり、春の大宮祭を「桃花祭」とし、従来の3月15日を1ヶ月遅れの4月15日にして、16日から3日間を桃花祭御神能 としました。

※期間中は、仮設の桟敷席が設けられます。ご自由にご利用ください(予約不可)。

  • 桃花祭御神能
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