ソースの匂いを嗅いだら何でお腹が空くんじゃろう・・・
広島人は、お好み焼きを語り始めたら、おしゃべりになる。
「あっちがうまい」「こっちがうまい」と相手の話なんか聞かずに自分のひいきの店を宣伝しまくります。
そして、トッピングもおしゃべりの材料の一つ。
「そば派」か「うどん派」か、はたまた「イカ天入り」か「チーズのせ」か、
“わしゃぁ、○○のソースじゃないとお好み食べんのじゃけぇ”等々・・・
話題に事欠きません。
また、家庭でもよくお好み焼きを作ります。
だいたい週に一回(たいてい土日の晩)ですが、どこの家にも“お好みの日”があるものです。
その発祥は、太平洋戦争後アメリカからの小麦が安く入るようになった頃、小麦粉を水で溶いたものを鉄板の上に薄く敷き、ネギや天カスなどを上に乗せ焼いた「1銭洋食」だと言われています。
その後日本が豊かになるにつれ、そばやうどんを入れるようになったり、あの「お好みソース」が開発されたり、いろいろな段階を踏んで、現在のような「広島風 お好み焼き」になったそうです。
お好み焼き屋さんには、「味」以外にも何か惹かれるものがあります。
それはそのアットホームな雰囲気・・・
広島弁丸出しで「今日はどうしたん?」「何するんね?」
なんだか安心できる空間。それがお好み焼き屋さん。
お好み村だけがお好み焼き屋さんじゃありません。
そう、宮島にもそんなお好み焼き屋さんはあります。
あ~っ、早くうまいお好みが食べたいのぉー!!
【材料】4人前(1人前で1枚焼きます)
※小麦粉と水・溶き卵1個分
水の代わりに昆布出汁や山芋を摺りおろして入れるとまた美味しくなります。
鉄板に落としてみて、とろとろになって丸くできるくらいの堅さにします。
待っている間に中華麺を好みでソ-スや胡椒で薄めの味付けをし焼きます。
表に返して、お好み焼きソ-スを塗り、青のりを振りかけ、ねぎを載せて完成です。