一般社団法人宮島観光協会のブログ

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嚴島神社&大鳥居!満潮・干潮の楽しみ方と調べ方をカンタン解説!

公開日:2022/11/16 最終更新日:2022/12/04

「大鳥居まで歩いて行けるのはいつ?」

「神社が海に浮かんで見えるのはいつ?」

これは、昔から多くの観光客が持つ疑問です。

結論を答えれば、次のようになります。

✅鳥居まで歩いて行けるとき → 海の高さ100cm以下(≒干潮)
✅神社が浮かんで見えるとき → 海の高さ250cm以上(≒満潮)

本記事を一読すれば、一体いつ100cm以下になるのか、250cm以上になるのか、すぐに簡単におわかりいただけます。

大鳥居まで歩いて行くことができるタイミング、神社が海に浮かんで見えるタイミングの調べ方をマスターできるはずです。

※難しい潮の満ち引きの仕組みは完全スルーしています。

▼海の高さ100cm以下のとき(大鳥居まで歩いて行ける)

撮影:新谷 孝一

▼海の高さ250cm以上のとき(嚴島神社が海に浮かんで見える)

撮影:新谷 孝一

まずは、事前知識として海の高さ(潮の高さ)は日々うつりかわっていることをご説明いたします。

宮島は潮の高さで景色が変わる!

嚴島神社も大鳥居も海にあり、潮(海面)の上がり下がりで違った景観を楽しめます。

宮島に限らず、地球上の海の高さは1日の内で常にすこしずつ上がり下がりを繰り返してます。

次の動画は定点で90分撮影しましたが、じょじょに海面が上がってきていますよね!
(撮影場所:長浜神社鳥居)

宮島ではこの“引き潮”“満ち潮”の影響でまったく違った景観を楽しめるわけです!

\満ち潮・引き潮のポイント/
✅満ち潮と引き潮は1日2回ずつ(例外アリ)
✅潮が100cm以下になる → 大鳥居まで歩いて行ける
✅潮が250cm以上になる → 嚴島神社が海に浮かんで見える

1日のうち100cm以下や250cm以上のタイミングが1度もない場合もアリ

では、具体的に何月何日の何時に大鳥居まで歩いて行け、神社が海に浮かんで見えるのか?

次の項目から実際の調べ方をご説明いたします。

大鳥居まで歩いて行ける!引き潮のタイミングはいつ?

撮影:新谷 孝一

海面が下がって100cm以下になると、大鳥居まで歩いて行けます。

細かい理屈は抜きで“100cm以下なら大鳥居まで歩いて行ける!”と機械的に覚えればOK!

潮の高さが100cm以下になるタイミングは潮汐表(こちらをクリック)で調べられます。

アクセスすると、次のようなページが表示されるはずです。

\大鳥居へ行けるタイミングの調べ方/
Step.1 宮島に行きたい日を入力!
   ※上の赤枠部分です。
Step.2 表で100cm以下の部分をチェック!
   ※上の青枠部分です。この日は引き潮のタイミングは1度のみ。

こうして調べると、2022年11月23日は14時30分ごろ~16時00分ごろに大鳥居まで歩いて行けるとわかります。

みなさんが行く予定の日を入力してお調べください。

一方で、潮が満ちてきて嚴島神社が浮かんで見えるタイミングはいつなのか?

次の項目でご説明いたします。

嚴島神社が海に浮かんで見える!満ち潮のタイミングはいつ?

撮影:新谷 孝一

海面が上がり、250cm以上になると、嚴島神社や大鳥居が海に浮かんで見えます。

こちらも250cm以上=神社が浮かんで見えると機械的におぼえればOKです!

引き潮と同じく、潮汐表(こちらをクリック)で調べられます!

アクセスすると、次のようなページが表示されるはずです。

\神社が海に浮かんで見えるタイミングの調べ方/
Step.1 宮島に行きたい日を入力!
   ※上の赤枠部分です。
Step.2 表で250cm以上の部分をチェック!
   ※上の青枠部分です。この日は引き潮のタイミングは1度のみです。

このように調べたら、2022年11月23日は、満ち潮のタイミングが2度あるようです。

✅1度目は午前中の6時30分ごろ~11時30分ごろまで
✅2度目は午後の18時30分ごろ~23時00分前まで

です!みなさんが行く予定の日を入力してお調べください。

嚴島神社の中からも、外から見ても美しい景観が見られます!

満ち潮でも大鳥居に近づける?
昼はろかい舟(宮島遊覧観光が運営)、夜は遊覧船(アクアネット広島宮島遊覧観光が運営)を利用すれば近づけます!

満ち潮・引き潮に合わせた旅行日の決め方

これまでは、旅行日が決まっている人に向けて説明させていただきました。

この項目は、「潮がイイ感じの日(神社が浮いて見えるときも鳥居まで歩けるときもある)に旅行したい!」という人に向けて説明します。

つまり、旅行日が決まっておらず、これから決める人に向けた説明です。

おさらい
✅潮が100cm以下になると、大鳥居まで歩いて行ける
✅潮が250cm以上になると、嚴島神社が海に浮かんで見える

という感じでしたよね!

なので、この両方のタイミングがある日を旅行日としてお選びいただければOKです!

調べ方はざっくりいうと次のとおりです。

  • Step.1 年間潮汐表をチェック!
  • Step.2 候補日の中で、潮位100cm以下と250cm以上の両方がある日を探す!

じっさいに、この手順で旅行候補日の決め方をシュミレーションしてみましょう!

詳しくは次の項目からご説明いたします。

Step.1 年間潮汐表をチェック!

宮島観光協会のサイトでは、年間潮汐表(こちらをクリック)というその年365日の潮の状態をズラッと並べた表があります。

まずは年間潮汐表(こちらをクリック)に移動し、次の画像のように旅行する月をお選びください(例として6月を選択中)。

Step.2 潮位100cm以下と250cm以上の両方がある日を探す!

この表の中から、100cm以下250cm以上いずれの時間帯もある日を探します。

  • 9日(月)はどっちもナイ!(午前3時半頃にありますが、深夜で真っ暗なのでNG)
  • 10日(火)もNG(午前5時前にはありますが、ちょっと眠いですよね笑)
  • 11日(水)は250cm以上だけある!おしい!

この中で、11日(水)は「大鳥居まで歩いていく(100cm以下)」をあきらめ、「嚴島神社が浮かんで見える(250cm以上)」のみ楽しむのも一案です♪

続いてみていきます。

  • 12日(木)は101cmで微妙だけど大鳥居近くまでは行ける!250cm以上もある♪
  • 13日(金)、14日(土)は両方の時間帯アリ!どっちかの日に宮島へ行こう!

こんな感じで旅行日を決めてもらえればと思います。

大鳥居まで歩いて行けるタイミング、嚴島神社が浮かんで見えるタイミング、両方ともない日も宮島は十分に楽しめます!(神社仏閣・景色・グルメほか)
声を大にして言わせていただきます笑

よくある質問&回答!引き潮・満ち潮について

宮島観光協会スタッフが、みなさんからよくいただく質問&回答をまとめました。

「疑問はもうない!大丈夫そう!」と思う人もザっとお目通しください。

Q1 干潮?満潮?満ち潮?引き潮?いろいろ聞くから不安
A1 1日の内、干潮は潮が引き切ったピーク、満潮は潮が満ち切ったピークのこと。あまり気にせず100cmと250cmのことさえ考えればOKです。

Q2 満ち潮だけどどうしても大鳥居まで近づきたい!方法はある?
A2 昼はろかい舟・夜は遊覧船に乗れば大鳥居に近づけます。

Q3 大鳥居へ歩いていく時、靴は汚れる?
A3 多少の汚れはつきますが、地面はドロドロすぎるわけではありません。次の写真のような感じです。

Q4 大鳥居まで行くにはどこから降りればいい?
A4 御笠浜(神社入口方面)と西松原(神社出口方面)に階段があります。嚴島神社の中から降りることはできません。

御笠浜(神社入口方面の階段)
西松原(神社出口方面)の階段

このほか、ご不明点があれば宮島観光協会へお問い合わせください。

まとめ

海面はつねに上がり下がりを繰り返しており、宮島ではその影響によってちがった景観をご覧いただけます。

  • 潮位100cm以下→大鳥居まで歩いて行ける
  • 潮位250cm以上→嚴島神社が海に浮かんで見える

といった感じです。

潮汐表(こちらをクリック)でベストタイミングをお調べいただき、すばらしい体験をしていただきたいと思います!