宮島の深く色とりどりに紅葉した楓は、多くの参拝者や観光客に喜ばれます。
もみじまんじゅうは、「県花」でもあり、「宮島町の木」でもある紅葉を型取って造られたものです。
もみじまんじゅうを発案した人物は、明治後期の和菓子職人 高津 常助(たかつ つねすけ)とされています。
紅葉谷にある旅館 岩惣 の女将から「大切なお客様への手土産に、紅葉谷の名にふさわしい菓子が作れないか」と依頼され、「紅葉形焼饅頭(もみじかたやきまんじゅう)」を完成させました。
以来、原料や製法に研究・改良を加え、今では宮島はおろか広島に欠かせない銘菓として賞賛されるまでになりました。
昭和後期、漫才コンビB&Bの島田洋七さんのギャグ『もみじまんじゅう!!』で一気に全国的に有名になりました。
カステラ生地の中に『さらしあん(こしあん)』を入れたものが一般的ですが、現在では様々なもみじまんじゅうがございます。
たとえば、粒あん・クリーム・チーズ・チョコ・抹茶・栗・芋・各種フルーツなどなど。
日夜、もみじまんじゅう屋さんは研究を重ね、新しい味の開発に取り組み、非常に数多くの種類がございます
現在、宮島には約20件の製造業者があり、それぞれの店が個性を出して営業しています。
それぞれの店の自慢の味を巡る「 もみじまんじゅう屋めぐり 」もまた宮島の旅の楽しみでもあります。
皆さんも「もみじまんじゅう屋めぐり」ぜひ楽しんでみては?